第3課

練習第3課

Übung Lektion 3



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単語リスト

Hiraganaabsteigend sortierenKanjiArtÜbersetzung
あっというまあっという間Nim Nu, augenblicklich
あまりにもあまりに(も)ADVzu sehr, äußerst
ある或るNAttr(irgend)ein
いきかえる生き返る強Vwieder zum Leben erwachen
いとこ従兄弟・従姉妹NCousin, Cousine
うたがう疑う強Vverdächtigen, Mißtrauen schenken
うっかりうっかりADVversehentlich, ungewollt, geistesabwesend
うまNPferd
えさNFutter
おいNNeffe
おいかける追い掛ける弱Vverfolgen
おお大~PRÄFIXPräfix: sehr, extrem, groß
おおさわぎ大騒ぎ不V・Nzetern, Riesenlärm machen, Gezeter, Riesenlärm
おおよろこび大喜び不V・Ns. sehr freuen, große Freude
おがむ拝む強Vbeten, anbeten
おやおやINTnanu?
かくす隠す強Vverstecken (trans.)
かわいそう可哀相・可哀想NAmitleidenswert, mitleiderregend
かんさい関西NKansai-Gebiet (Gebiet um Osaka u. Kyoto)
かんとう関東NKanto-Gebiet (Gebiet um Tokyo)
かんのん観音Nbuddh. Göttin der Barmherzigkeit, Kannon
きぎょう企業NUnternehmen
きじ記事NZeitungsartikel
きづく気付く強Vbemerken
けらい家来NGefolgsmann, Untergebener
けんしゅう研修不V・NPraktikum machen, Praktikum
こうかん交換不V・Ntauschen, Tausch
こえをかける声を掛ける弱Vansprechen
こきょう故郷NHeimat
ころぶ転ぶ強Vhinfallen (intr.)
さき~先SUFFIXAufenthaltsort
さきに先にADV(im) voraus, vor- (temporal und lokal)
さむらいNSamurai, Ritter, Krieger
しばる縛る強Vfesseln
しまつ始末不V・Nentsorgen, in Ordnung bringen, Entsorgung
しゅっちょう出張不V・NDienstreise machen, Dienstreise
すてき素敵NAhübsch, nett, ansehnlich
田(んぼ)NReisfeld
たすかる助かる強Vgerettet werden, hier: e. große Hilfe darstellen
ただただのNAttrgewöhnlich
たちあがる立ち上がる強Vaufstehen, s. aufrichten
たつ経つ強Vvergehen, verstreichen
たびNReise (etw. poetischer als 旅行)
ちかづく近づく強Vs. nähern
ちゃく...着ZWZählwort für westl. Oberteile
ついて来るついてくる不Vmitkommen, begleiten
つかむ掴む強Vergreifen, greifen, fassen
とう...頭ZWZählwort für größere Tiere (Pferd, Rind etc.)
どこまでもどこまでもADVbis zum Äußersten, bis in alle Ewigkeit
ところへNのところへZUSzum Ort/zur Zeit des Geschehens
ぬのNStoff (gewebtes Material)
ばぐ馬具Nenthäuten
はなしかける話し掛ける弱Vansprechen
はらう払う強Vabschütteln
ひきうける引き受ける弱Vs. f. bereit erklären, e. Auftrag übernehmen
ひもNFaden
ふるさと故郷NHeimat
ぶん~分SUFFIXSuffix: Portion, Anteil
ホームステイホームステイ不V・Nbei einer Gastfamilie wohnen, Wohnen bei einer Gastfamilie
ほこりほこりNStaub
ホストファミリーホストファミリーNGastfamilie
みごと見事NAprächtig, wunderbar
むかしばなし昔話NErzählung aus alter Zeit, alte Geschichte
むすぶ結ぶ強Vverknoten, anbinden
めいNNichte
めがさめる目が覚める弱Vaufwachen
めんぜいてん免税店Nzollfreier Laden, Duty-free-Shop
やるやる強Vgeben (von „oben“ nach „unten“)
ゆうぐれ夕暮れNAbenddämmerung
るすばん留守番Ndas Haus hüten, Haushüter
るすばんでんわ留守番電話NAnrufbeantworter
わらNReisstroh

練習1

「あげる」「もらう」「くれる」「やる」を使って、文を作ってください。

  山田さんは森さんに(から)めずらしいおかしいをもらいました。
  森さんは山田さんにめずらしいおかしいをあげました。

練習2

敬語を使って、文を作ってください。

  父は島田先生にボールペンを差し上げました。
  島田先生は父に(から)ボールペンをお受け取りになりました。

練習3

「てあげる」「てくれる」「てもらう」「てやる」を使って、例のように文を作ってください。

  山本さんは母にアパートを紹介してもらいました。
  母は山本さんにアパートを紹介してあげました。

練習4

例のように、敬語を使って文を作ってください。

  森先生は山田先生の仕事を手伝っておあげになりました。
  山田先生は森先生に仕事を手伝っておもらいになりました。

練習5

次のとき、何をしてあげますか。必要なときは敬語を使ってください。

  友達がうっかりおさいふを忘れて困っています。
  お金を貸してあげます。
  1. おばあさんが重そうな荷物を持っています。
  2. 先生が最後のバスに乗ることができませんでした。
  3. 友達が宿題ができなくて困っています。
  4. 課長さんが出張しますが、車の運転ができません。
  5. 小さないとこは、靴のひもを結ぶことができません。

練習6

「てもらいたい」「ていただきたい」「てほしい」を使って希望を言ってください。

  私の希望:誰かが私の仕事を手伝う
  誰かに仕事を手伝ってもらいたいです/手伝ってほしいです。
  1. 私の希望:友達が難しい日本語を翻訳する
  2. 子供の希望:親がおもちゃを買う
  3. 私の希望:私を疑わない
  4. 学生の希望:あまりたくさん宿題を出さない
  5. 私の両親の希望:私が将来両親の世話をする

練習7

「てもらいたいんですが」「ていただきたいんですが」「てほしいんですが」「ないでもらいたいんですが」「ないでいただきたいんですが」「ないでほしいんですが」を使って、丁寧に頼んでください。

  作文を書きました。でも間違いがあるかもしれません。
  作文を直してもらいたいんですが。
  1. 荷物が多くてドアを開けることができません。
  2. 夜遅く電話があって、目が覚めてしまいました。
  3. 事故で入院しました。家族はまだ知りません。
  4. 腕を強くつかまれて痛いです。
  5. 病院へ行きますが、一人では不安です。

練習8

次の文を読んで、「ということです」を使って質問に答えてください。

町のお祭でアルバイトすることにしました。明日トーマス君とクラウディアさんは来るそうですが、マティアス君はあさってだけ来ると言いました。仕事はソーセージなどを売ることです。小さいソーセージは3ユーロ、大きいソーセージは5ユーロだそうです。1時間働くと、10ユーロくれると聞きました。お祭は朝10時から夜8時までだそうです。「もしたくさんソーセージを売ったら、特別にお金をあげる」とお店のご主人は言いました。天気予報では明日は良い天気らしいです。

  明日はだれが来ますか。
  トーマス君とクラウディアさんが来るということです。
  1. マティアス君はいつ来ますか。
  2. ソーセージはいくらですか。
  3. お金はいくらもらうことができますか。
  4. お祭は何時から何時までですか。
  5. もしソーセージをたくさん売ったら、どうですか。
  6. 天気予報では明日の天気はどうだと言っていましたか。

テキスト

日本の昔話-わらしべ長者[I]

 昔、京都にとても貧乏な男がいました。その男はあまりに困っていたので、観音様を拝みに奈良[II]へ行きました。そして、「どうかお助け下さい、お助け下さい」と何日も拝んでいると、ある晩不思議な夢を見ました。観音様がおいでになって、こうおっしゃったのです。「かわいそうだが、助けることはできない。しかし、ほんの少しの物をやる。だから、家へ帰りなさい[III]。」

 男は目が覚めると、家へ帰ることにしました。しかし、お寺の門を出ようとしたとき、うっかり転んでしまいました。「おや。」男はそのとき、手に一本のわらをつかんでいることに気づきました。「ここでこれをつかんだということは、これが観音様のくださった物だということだ。」男はそのわらをおただいて、歩いて行きました。

 京都へ向かって歩いていると、虫が顔の前に飛んできました。男は木の枝をひろって、たたいたり払ったりしました。しかし、虫は逃げないで、どこまでもついてきました。うるささにがまんできなくなった男は、虫をつかまえて、わらでしばり、そのわらを枝に結んでしまいました。虫は枝のまわりを飛んでいました。

 そこへお金持ちのお母さんと子供が、家来を連れてやってきました。子供は男の持っている虫を見て、とてもほしがりました。そこで、家来が男のところへ来て言いました。「おぼっちゃんがその虫がほしいとおっしゃっている。それを差し上げてくれないか。」男は、「このわらは、観音様からいただいた大切は物なんですが、差し上げましょう。」と答えて、家来に虫を渡してあげました。お母さんはとても喜んで、お礼に見事なみかんを三つくれました。男は、「一本のわらが、あっという間にこんな見事なみかんになった。ということは、これも観音様のお力だ。」と感謝しました。

 みかんをもらって歩いて行くと、水をほしがっている女の人がいました。しかし、水が近くになかったので、男はこう言ってあげました。「このみかんを差し上げましょう。」女の人はとても喜んで、みかんをもらって食べました。「本当にありがとうございました。もしみかんをくださらなかったら、私は死んでいたかもしれません。旅の途中なので、何もありません[IV]が、これをどうぞ。」と女の人は言って、お弁当とすばらしい布を三着分きれました。「ただのわらが、こんなすばらしい布になった。観音様、ありがとうございます。」男は観音様のお寺の方を向いて、拝みました。

 夕暮れが近づいたころでした。さむらいが家来を連れて、りっぱな馬に乗って来ました。その馬が急にたおれて死んでしまったのです。さむらいはとても急いでいたので、家来に馬の始末を頼んで、先に行ってしまいました。困ったのは家来達です。遠いところから来たので、どうしたらいいのか[V]わからなかったのです。貧乏な男はかわいそうだと思って話しかけました。「私がその馬をいただいて、始末して差し上げましょうか。馬のかわりにこの布を差し上げますよ。」男がそう言いながら、一着分の布を出すと、家来達は大変喜びました。そして、布と馬を交換してもらうと、その馬の馬具を持って、すぐにさむらいを追いかけて行きました。男は「わらが馬一頭と布二着分になりました。馬が生きていたら、もっと良かったのですが。」と観音様を拝みました。すると、突然、馬が目を開けて立ち上がりました。観音様が馬を生き返らせてくれたのです。男は観音様の力に驚いて、感謝しました。そして、馬具のない馬を連れていると疑われるかもしれないので、馬をかくしておいて町へ行きました。そこで残った布を売って、馬具とえさを買ってきました。

 京都に着いたのは、次の朝でした。町の入り口に大きな家がありました。人が大騒ぎして、忙しそうに働いていました。どこが遠くへ引っ越すようでした。「引っ越しのときには、馬が要ることが多い。もしかしたら、買うかもしれない。」と男は考えて、「馬はいかがですか。お求めになりませんか。」と声をかけてみました。家の中から主人が出てきて、馬を見て言いました。「とても良い馬だ。ぜひ売ってもらいたい。しかし、これから旅に出るので、物や金は必要なのだ。実は近くに田があるのだが、それと取り替えてくれないだろうか。ぜひそうしてほしい。」男が「結構でございます。」と言うと主人は大喜びでこう言った。「そうしてくれると助かる。それから、もう一つやってもらいたいことがある。実はこれから関東へ行かなければならないのだが、もし良ければ留守の間、この家に住んで留守番をしてほしいのだ。」貧乏で、住む家もない男は大喜びで承知しました。

 男はその家に住んで、家の人が帰ってくるのを待ちました。一年、二年、三年…。十年経っても、二十年経っても、帰ってきませんでした。それで、とうとうその家も男の物になってしまいました。一本のわらが、大きな家と田んぼになったのです。そして、男もその子孫もずっと観音様に感謝して、幸せに暮らしたそうです。

I   わらしべ長者   etwa: „Der Strohhalm Millionär“
    (わらしべ = fadendünne Innenfaser des Reisstrohs)
II   奈良(なら)   von 710-784 Hauptstadt Japans
III   帰りなさい   Imperativ „geht zurück (nach Hause)“ von 帰る, siehe Lektion 12
IV   何もあらませんが   im Sinne von: ich habe zwar nichts Besonderes;
    ich habe nichts, was Ihnen gefallen könnte.
V   どうしたらいいのかわからない   nicht wissen, was sie tun sollten


漢字リスト

Kanji Bedeutung Lesung Beispiel
    引く ziehen
  イン ひく  
ziehen   引き受ける übernehmen
schließen ひ・く ひきうれる entgegennehmen
    引っ越す umziehen
    ひっこす (Wohnungswechsel)
         
    払う bezahlen
  フツ はらう  
bezahlen      
  はら・う    
       
       
         
    要る brauchen
  ヨウ いる benötigen
Hauptsache   必要 notwendig
Notwendigkeit い・る ひつよう erforderlich
    重要 wichtig
    じゅうよう bedeutsam
         
    願う bitten
  ガン ねがう wünschen
bitten   お願い Bitte
wünschen ねが・う おねがい  
    願書 Antragsformular
    がんしょ  
         
    結ぶ binden
  ケツ むすぶ verknüpfen
binden   結婚 Hochzeit
verknüpfen むす・ぶ けっこん Heirat
    結構 wunderbar
    けっこう höfliche Ablehnung
         
    渡す übergeben
  わたす überreichen
überschreiten   渡る überqueren
übergeben わた・る わたる  
  わた・す    
       
         
    忙しい beschäftigt
  ボウ いしがしい  
beschäftigt      
  いそが・しい    
       
       
         
    大変 schrecklich
  ヘン たいへん schlimm
(sich) (ver-)ändern   merkwürdig
  か・わる へん komisch
  か・える 変わる sich (ver-)ändern
    かわる  
         
    er
  かれ jener
er   彼女 sie
jener かれ かのじょ  
       
       
         
    Stimme
  セイ こえ  
Stimme   大声 laute Stimme
  こえ おおごえ  
    声をかける anreden
    こえをかける  
         
    alte Zeit
    むかし früher
Vorzeit   昔話 alte Geschichte
Altertum むかし むかしばなし Erzählung
    大昔 uralte Zeit
    おおむかし Urzeit
         
    Abend
  バン ばん Nacht
Abend   今晩 heute Abend
Nacht   こんばん  
    晩御飯 Abendessen
    ばんごはん  
         
    Tor
  モン もん  
Tor   専門 Fach
  かど せんもん Gebiet
       
       
         
    Pferd
  うま  
Pferd   乗馬 das Reiten
  うま じょうば  
       
       
         
    関東 Kantō-Gebiet
  カン かんとう Ebene Um Tōkyō
Barriere   関西 Kansai-Gebiet,
  せき かんさい Gebiet um Kyōto und Ōsaka
    関係 Beziehung
    かんけい Verhältnis