ドイツでは、石や煉瓦を積んで作って家が多いが、日本では今でも木でできた家が少なくない。「地震の国」である日本では、石や煉瓦の家は非常に危険である。木は軽くて、弾力性があって、地震に強い。また、夏が非常に暑くて湿度の高いこの国では、石や煉瓦はあまり良い材料ではない。つまり、風が通って水をよく吸う木が一番良い。また、床には畳を敷いて、暑い夏にも気持ち良く過ごす工夫をしている。
伝統的な日本の家の中には、ドアはなかった。そのかわり、ふすまがあった。ふすまは木と紙でできた戸である。このふすまで、部屋と部屋を分けていた。たとえば、お客さんが大勢来る。すると、ふすまを開けて広い部屋にする。そして、お客さんが帰る。すると、またふすまを閉めて、せまい二つの部屋にする。このように、自由に部屋の大きさを変えていた。しかし今日では、伝統的な家は少なくなって、ドアのある家がほとんどである。
日本へ行ったドイツ人は、家がせまくて驚く。日本は小さい国ではないが、山が非常に多くて、家を建てる場所が少ない。そして、人口が多くて、そのうえ都市にその人口が集中している。つまり土地の値段が非常に高い。そのため、特に都市では、大きな家を持っているのは、ほんの少しのお金持ちだけである。
友子: | 「日本の家は小さくて、背の高いマイヤーさんは大変ですね。」 | |
マイヤー: | 「はい。ときどき頭をぶつけます。」 | |
友: | 「日本でもいなかでは大きな家が多いですが、都市では特に小さい家が目立ちますね。広い家に住んでいるドイツ人がうらやましいです。」 | |
マ: | 「ドイツは土地が日本ほど高くないです。だから、家にお金を使います。」 | |
友: | 「いいですね。日本では土地がとても高いです。だから、特に最近は東京などの都市では、郊外に家を買う人が増えています。それで、会社まで2、3時間かかる人も多くなりました。少ないですが。新幹線で会社に通う人もいます。」 | |
マ: | 「新幹線でですか。大変ですねぇ。」 |
「日本の家」についての質問
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